stonecottonのブログ

アメリカ西海岸在住。アメリカで現在就職活動中。留学体験記や読書日記などupしていこうと思います。

【読書日記2】 「手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙」 喜多川泰

 昨日紹介した本、藤原さんのおすすめ50冊から『手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙』を読んだ。就職活動をこれからする学生だけでなく、人生に迷っている人、今の働く環境に満足していない社会人は、是非手に取って読んでみてほしい。この本は物語形式(手紙形式?)の自己啓発本である。主人公が手紙屋からもらう手紙には、あなたの心に刺さる言葉がたくさん書いてある。この本から新しい考え方、人生の見方を知ることができる。例えば、

 

一通目の手紙「物々交換」

相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとを、お互いがちょうどいいと思う量で交換している。

 

もしあなたが、欲しいものを手に入れる方法として、“買う”という方法以外思いつかない人ならば、あなたが持っているものの中で相手が欲しがるものが“お金”だけであるということを無意識のうちに認める生き方をしていることなのです。

 

“働く”という行為もまた物々交換です。『会社が持っているものの中で自分が欲しい“お金”や“安定”と、自分が持っているものの中で相手が欲しがる“労働力”や“時間”を、お互いがちょうどいいと思う量で交換している。』

 

あなたが働きたいと思う会社を探す時、あなたが会社から欲しいものは“お金”や“安定”だけですか?また、あなたが将来働くであろう会社に与えられるものは“時間”や“労働力”だけですか?“時間”や“労働力”だけでなく、他の人が欲しがる魅力を磨きましょう。と手紙屋は言う。

 

三通目の手紙「天は自ら助くる者を助く」

 

自分ではどうにもしがたい境遇に陥ってしまう人たちには、ある共通点があります。それは自分の力ではなく、“他力”を当てにして生きようとしているという点です。

 

他人を当てにしないで、自分で人生は自分で切り開いていこう。

 

十通目の手紙「人生の始まり」

 

『失敗した人は才能を理由に挙げる、成功した人は情熱を理由に挙げる』

 成功する人の情熱は強くてまっすぐだ。困難や大きな壁を情熱でどんどん乗り越えていく。成功者の情熱がどれほど強いのかはこの2冊を読むと分かる。

 

  • 『前へ!前へ!前へ』税所篤快
  • 『裸でも生きる』山口絵理子

 

 

【読書日記1】「本を読む人だけが手にするもの」 藤原和博

 私は本を読むことが大好きだから「本を読むことはとてもいいことなんですよ」みたいな読書推進本を読むと、自分が肯定されているような気がして好きだ。むしろ肯定されたいが為に積極的に読んでいる気がする。

 なぜ本を読むといいのか。著者の藤原さんは自分なりの幸福を見つける為だと答える。20世紀の成長社会、みんな一緒のパターン化した幸福を追求する時代は終わり、21世紀は成熟社会、自分自身で自分なりの幸福を追求する時代に変わった。自分なりの幸福とは何なのか。どうやって追求すればいいのか。それは、学校の先生も親も分からないし教えてくれない。自分なりの幸福は自分で追求するしかない。その為には読書をして著者の体験を通して自分で考えていくしかないのだ。

 自分なりの幸福を見つける為に読書をする。それがこの本が一番伝えたいことだと思う。ただ、他にも藤原さんはなぜ読書はいいのかの様々な理由づけをしていて、読んでで面白かった。題名の『本を読む人だけが手にするもの』が何なのかちゃんと書いてあったし。

 藤原さんの考える読書論も面白く読めたが、藤原さんがおすすめの本50冊がとても参考になった。この中から私がこれから読みたい本を紹介したいと思う。

 

  • 『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』ブラッド・ストーン
  • 『第五の権力 Googleには見えてる未来』エリック・シュミット
  • 『貧困のない世界を創る』ムハマド・ユヌス
  • 『それをお金で買いますか』マイケル・サンデル
  • 『えんぴつの約束』アダム・ブラウン
  • 『「最高の授業」を世界の果てまで届けよう』税所篤快
  • 『35歳の教科書』藤原和博
  • 『昭和史』半藤一利
  • 『あの戦争は何だったのか』保坂正康
  • 『敗戦真相記』永野護
  • 『戦後史の正体』孫崎亨
  • 『オールド・テロリスト』村上龍
  • 『いつか、すべての子供たちに』ウェンディ・コップ
  • 『手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙』喜多川泰
  • 『いのちのバトン』志村季世恵
  • 『「学力」の経済学』中室牧子

 

たくさん挙げてしまったが、藤原さんがおすすめする50冊はこれだけではない。あなたも『本を読む人だけが手にするもの』を読んで、自分なりの読書リストを完成させてほしい。

はじめまして。自己紹介stonecottonです。

stonecottonと申します。89年生まれ。アメリカ西海岸在住。この12月に西海岸にある州立大学を卒業しました。現在OPTを使って、アメリカにて就職活動中です。留学生活のこと、アメリカでの就職活動のこと。アメリカでの日々の生活のこと。読書が趣味なので読書日記などを書いていこうかと思います。よろしくお願いします。